読モのSENAちゃん★



「星波ちゃーん、大丈夫?」

スタッフから声がかかる

星波ちゃんの身体は震えていた

「向こうの階段から上がりますね」

俺はスタッフにそう言って星波ちゃんを抱えた

「うっ……」

「大丈夫だからね、ちゃんと持ってるから」

星波は昴の首に抱きついた

「ご、ごめ……コホッ」

「水飲んだ?」

「鼻………」

「鼻に入った?」

星波は頷いた

「痛いだろ?」

「うん」

プールの階段をゆっくり上がりスタッフの方へ歩いていく

「星波ちゃん、大丈夫?」

スタッフが普通のタオルを渡していた

「ごめんなさい、びっくりして、大丈夫です」

星波はタオルで軽く顔を押えた

昴は自分のバスタオルを肩にかけてあげる

「君、ありがとう、水に入る予定じゃなかったからバスタオルを持ってきてなくて」

「いえ、使って下さい」

星波はバスタオルを持ち

「少し休んでから帰るので次の現場に行ってください」

「じゃあ、送ってあげられないけど……これタクシーチケット使って」

「ありがとうございます」

スタッフは次の現場へ向かった



「怖かったよね」

「……うん」

「椅子にもたれて少し休もう」

「ふぅ……」

星波は椅子にもたれた