星波は母親にメールを送った
昴は携帯を検索してメモをとり始める
集中しているようで何も言葉を発しない
回りからは賑やかな声が聞こえてくるが2人は無言だった
でもその無言も何か話さなきゃという雰囲気はなく星波もじっと昴を見ていた
そういえば……
星波はミルクティーを飲みながらキスをされたことを思い出した
そうだ、私、昴くんにキスされたんだった
でもあれは私が声を出すって言ったからだよね
酷いこと言っちゃった……1歩間違えれば昴くんがチカン呼ばわりされるところだった
私最低だ
ごめん……
ごめんなさい……
ズズッ
うっ……
昴は鼻をすする音に気づいて顔を上げた
「ど、どうしたの?何で泣いてるの!?」
「だ、だって、ひっく、ひっく私……ごめんなさい……」
「待って、待って」
昴はおしぼりを星波に渡した
「店から出る?」
「ご、ごめんなさい……」
「泣いてちゃわかんないよ」
「だってー、涙が……出てくるんだもん、私が悪いのー」
昴はアイスコーヒーを一気に飲み干し星波を連れて店を出た
「急にどうしたの?」
星波から借りていたタオルの端で星波の頬に伝ってる涙を拭いた
「歩こ」
星波の手を繋いで歩き出す



