えっ、何?
突然の事にビックリした星波は目をつぶることも出来ずボーッと立っていた
たった5秒ほどの時間は星波の逃げたい気持ちを静めた
昴の唇が離れると星波は自分の指で唇を触った
「頼むから俺の話を聞いて……」
昴は自分の汗を腕で拭った
「星波ちゃんから連絡が来たらすぐ行けるように近くで待ってたら優宇奈が店に入ってきて見つかったんだよ
俺だってびっくりした……ごめん本当に俺の行動がいつも空回りして」
星波はカバンからタオルを出して昴に渡した
「あっ、ありがとう」
「優宇奈ちゃんは?」
「知らない、メールもらってすぐ店を出て走ったから」
「ほったらかして来たの?」
「もちろん星波ちゃんを追いかけるに決まってる、自分が会おうって言ったのに……」
昴は携帯の地図を見た
「近くにカフェがあるみたいだから座って話そう、行こう」
昴は星波の手を繋いで引っ張っていった
星波はマスクを口に戻した
通りに出るとカフェがあり2人は店に入った
「タオル洗って返すからもう少し貸しておいて」
「……うん、ここは何処なんだろうね」
「俺もわかんないけど………若草町ってとこらしい」
昴は運んできてもらった水を一気に飲み干した



