付箋を付けていると隣からいい匂いがしてきた
「お前、何か付けてる?」
「ううん、お風呂に入ったからシャンプーの匂いじゃないの?」
「ふ〜ん」
横を見るとノースリーブに短パンで胸の谷間が見えていた
昴は立ち上がり自分のパーカーを引き出しから出して優宇奈に渡す
「これ、着てろ、そんな格好で来るなよな」
「何よー、意識しちゃって〜だって暑かったんだもん」
「エアコン入れてるから肩が冷える」
優宇奈は昴の服を着た
昴は文法の要点を自分のノートを見ながら紙に書き出していた
「ねぇ」
「ん?」
「今日さ、駅近くで一緒にいた女の子は誰?」
昴は顔を上げた
「お前、見たのか?」
「見たから聞いてんじゃん、まあ、友達が先に見つけたんだけどね、華心の制服だったじゃん……どうやって華心の子なんて知り合ったの?」
「あの子は友達の妹だよ……送っていった」
「友達の妹を狙ってんの?」
「狙うとか……そういう言い方やめろよな、前に華心ってだけで駅で絡まれてたから送っていっただけだよ」
「優しいね、昴は……」
「勉強しないなら帰れよな……」
「するよー、健一くんとかも知ってる子なの?」
「知ってる……お前、聞くなよな」
「………ありがとう、じゃあね、おやすみ」
優宇奈は教科書を持って帰っていった



