星波は目をつむった
えっ、目をつむるものなのかな?ちょっと可愛いすぎて、手が震える……
「あれ?ごめん……髪に絡まった」
星波は目を開けた
「私の髪はくせっ毛だからよくひっかかるのよ、ひっぱるから大丈夫よ」
星波はメガネに手をかける
「ダメだよ髪は大事にしなきゃ、ちょっと待ってて、ちゃんと取るから……」
近くて恥ずかしんだけど……
昴くん汗かいてる
首筋から流れてるし
星波はスカートのポケットからハンカチを出した
「もう少しだから動かないで」
「無理だったらいいよ」
「あっ、取れた……はい、やっぱり自分でかけて、またひっかけそう(笑)」
星波は昴を上目遣いで見た
「えっ」
星波のハンカチが昴の首筋に当てられる
「汗……」
カァーっと昴は真っ赤になった
「あ、ありがとう、それにごめん汗くさくなかった?近くに寄りすぎたかな……恥ずかし」
「(笑)大丈夫だよ、拭いて」
星波はハンカチを渡して下を向いてメガネをかけた
2人はまた歩きだした
「明日も送っていい?」
「明日はテストの後で体育祭の係決めがあるの、すぐ決まれば今日の時間の電車に乗れるけど1本遅くなるかもしれないよ?
待たすの悪いよ、暑いのに」



