「あれから駅でも会わないよね」
「私の方が遅いかな」
「じゃあもう少し俺が待ってれば駅で会えるの?」
「……えっ?」
星波は昴の方を見た
「昴〜始めるぞ」
ドアの向こうから星矢の声がした
「わかった、今行く」
昴は星波の耳元に近づく
「……時間切れだ、また次に休憩があったらまた話させて……じゃあね」
昴は星波の部屋から出ていった
どういう意味なんだろう……駅で会おうってことなのかな……でも……お母さんが迎えに来てるし
星波は机に頭をつけた
………勉強にならないじゃん
そのまま星波はウトウトしていた
星矢の部屋のドアが開く音がして昴の声が聞こえてきた
「もしもし?何……今は友達の家で勉強してるよ、明日?明日もする……えっ嫌だよ優宇奈を連れて行くなんて」
電話の相手……優宇奈ちゃんなんだ……
「わかった、わかったから夜にな……あぁ、じゃあ」
星矢の部屋のドアを開閉する音がした
向かい合わせに部屋がある為、廊下の声は聞こえてくる
優しいんだな、結局教えてあげるんだ(笑)
星波は背伸びをして勉強を始めた



