星波の部屋に入り星波は机に座った
「化学の勉強をね……あっ」
昴は星波の黒縁メガネとマスクを外した
「何で家でも変装するの?読モのSENAちゃん(笑)」
「えっ、知ってたの!?」
「俺は解ったけど?健一と正人は気づいてないみたいだね(笑)メガネくらいじゃ誤魔化せないよ」
「いつから?」
「この間泊まりに来た時……かな」
「マスクしてたら結構気付かれないのにな(笑)」
「ちゃんと目を見ればわかる」
昴は星波を見つめた
星波は照れて目を逸らせた
「この間さ、スタジオ近くでも見かけたよ」
「……気づいてたの?嘘?下向いてたのに」
「それは俺の事も気づいてたって事だよね?」
「あっ!」
星波は両手で口を塞いだ
「優宇奈が一緒だから気付かれない方がいいのかと思って……違う?」
「あっ……うん……そうだね、その方がいい……ありがとう」
「優宇奈は凄い方向音痴でさ、最初だけついてきてって頼まれて……幼馴染なんだよ」
「幼馴染……そっか」
「優宇奈がいつも本を見せにくるし話もしてるからすぐわかったよ
初めて駅で会った時は下向いてたから顔は正直ハッキリとは……でも家に来て声を聞いて、星矢が名前呼んだ時に80%くらいは確信してた
星波ちゃんの声は可愛いよね(笑)」
「……そんな……言われたことないよ?」
星波は恥ずかしくて教科書をパラパラとめくり始めた



