「それは……お母さんが大変ですね」
昴が話しかけた
「そうなの(笑)朝が大変なの」
「どうしてまたそんな遠いところを選んだんですか?」
「春にここに引っ越してきたからね、それまでは近かったのよ……星波は中学から華心だったから」
「えっ、じゃあ中学から星矢とは別?」
「そうよ」
「俺……今の高校で同じ中学の奴いねえもん」
「まぁ、星矢は誰とでも話すから心配はしてないわ(笑)」
そう言って母親は階段を登っていった
「それじゃあ」
星波も頭を下げて家の中に入っていった
昴は星波の後ろ姿を見ていた
あの子だよなぁ……名前もセナだし……
男子達はその後ガレージで話し、夕方には泊まりにしていない子達が帰っていった
星矢はガレージの電動シャッターを閉めた
「今日は天気がよかったから空が綺麗かも」
「おー、楽しみだな」
「荷物を俺の部屋へ運んでベランダに出てみようぜ」
泊まるのは健一、正人、昴の3人
1組のいつものメンバーだった
4人はベランダで星を見ていた
「ヒュー綺麗だ」
テンションの高い健一はベランダに出るなり叫ぶ
「やっぱり星矢のとこの天体望遠鏡は凄いな!いいなぁ、欲しいな〜」
昴は望遠鏡を覗いていた
「父さんが星を見るために引っ越して来たのにさ、単身赴任になるからさー、夏に帰ってきたらもっといい望遠鏡あるからまた一緒に見ようぜ」
「楽しみだーお泊まり(笑)」
「おい!部活と言ってくれ(笑)」
「確かに(笑)」



