午後2時になると星矢の友達が次々にやってきた
「星矢、これ、みんなからジュースと菓子な」
正人が代表して渡してくれた
「サンキュー、自転車はガレージに入れておいて」
星矢はガレージから続く階段を登りリビングへ
「いい匂い〜星波、今日は何?」
「マドレーヌにしたよ〜」
「おー、楽しみ、あっマスクしろよな」
星波はエプロンのポケットからマスクを取り出して見せる
ジュースを冷蔵庫に入れてまたガレージに戻った
7人集まった男子達は庭にあるバスケットゴールでバスケをしていた
4時前になり星波と母親がおやつのマドレーヌを持ってガレージにやって来てジュースを用意する
「おやつですよ〜」
「おっ、じゃあ手洗って食おうぜ」
星矢を先頭に次々にガレージのテーブルに集まってくる
「こんにちは〜、どうぞ」
星波が集まってきた男子にマドレーヌを配っていく
最後にボールを片付けていた昴がやってくる
「どうぞ」
この声……
「駅の子……」
「えっ?」
星波は顔をあげた
「あっ、この間はありがとうございました」
ニコッと星波は微笑んだがマスクで口は見えない、目だけ笑っていた
「ありがとう……俺、マドレーヌ好きなんだよ、もしかして手作り?」
「はい、お菓子作るのが好きなんです」
昴はパクッと口にほりこんだ
「んっ!美味い(笑)」
「よかった」



