愛と恋がバス停に着くと、すぐにバスが来て、降りるところまで新入生の話で盛り上がっていた。
「でも、私未来は今日来ないような気がするの。
なんでかなぁ?」
「愛……。
やっぱりまだひきずってんのかなぁ。
“未来”」
そうして話していると、バスは着き、そこからは徒歩だ。(ちなみに10分ぐらいで着く)
「ねぇ、未来の入学祝い……行かなきゃダメ?」
「愛……。」
恋は繋いでいる愛の手を強く握った。
(家出る時からずっと繋いでました)
それは、愛の不安定な感情を抑えるためで、愛には効果抜群だった。
「だって……入学祝いなんて、……親戚の集まりなんて未来を苦しめるだけだもん。」
「桐谷家にとっては、片方の目が見えない私達も邪魔な存在だしね。
所詮、桐谷の一族は外見しか必要じゃないし。」
今日は楽しい入学式のはずなのに、愛と恋はうかない顔をして校門を抜けた。
そして、生徒会室に行く途中に、石川先生に呼びとめられた。
「神木 愛さん、恋さん。
ちょっと相談したいんだけど……いいかな?」
「でも、私未来は今日来ないような気がするの。
なんでかなぁ?」
「愛……。
やっぱりまだひきずってんのかなぁ。
“未来”」
そうして話していると、バスは着き、そこからは徒歩だ。(ちなみに10分ぐらいで着く)
「ねぇ、未来の入学祝い……行かなきゃダメ?」
「愛……。」
恋は繋いでいる愛の手を強く握った。
(家出る時からずっと繋いでました)
それは、愛の不安定な感情を抑えるためで、愛には効果抜群だった。
「だって……入学祝いなんて、……親戚の集まりなんて未来を苦しめるだけだもん。」
「桐谷家にとっては、片方の目が見えない私達も邪魔な存在だしね。
所詮、桐谷の一族は外見しか必要じゃないし。」
今日は楽しい入学式のはずなのに、愛と恋はうかない顔をして校門を抜けた。
そして、生徒会室に行く途中に、石川先生に呼びとめられた。
「神木 愛さん、恋さん。
ちょっと相談したいんだけど……いいかな?」

