✱教室にて✱
なんやかんや話していたらあっという間に学校に着いた。

中学の時は高校なんてそんな重要視してなくて、家から1番近いところ、が条件で選んだから家から学校まで歩いて20分程度。
中学よりも近いかもしれない、、、笑
ちなみに快とは家が一個あけて隣で、小さい頃からずーっと一緒にいる。

元陸上部部長だった私は、引退してから自転車で登校するのをやめて、歩いて登校するようにしてる。
少しでも運動しなくちゃね!!

教室に入ると、杏奈が一足先に着いてたみたいでもう準備が終わろうとしてた。

「杏奈ぁ~!!!おはようううう!!」

今日一の声でダッシュで杏奈の所に走っていった。

「真珠!おはよう、久しぶり!」

綺麗な長い髪。スタイルも良くて、スラっと平行に伸びた二重。キリッとしてる目。
やっぱり杏奈は本当に美人だと思う。
それでいて落ち着いてて、憧れだな。

「久しぶり~~~!!!」

「真珠はいっつも元気だね笑笑」

「それだけが取り柄ですからっ!」

「そんなことないよ~??」

「いいのっお世辞は!調子乗っちゃう!私!笑」

「もぉ~笑笑」

「杏奈なんかいつ見ても美人でさ~ほんと羨ましいよー。」

「私は真珠が羨ましいけどなぁー?」

「やめてー!!!笑」

「やめないー!!笑」

「おいおい、俺の存在忘れんなよー」

杏奈いちゃいちゃしてたら、快が割って入ってきた。
そういえば、朝一緒にきたのに1番に杏奈に話しかけたからずっとほったらかしてた、、笑

「あっごめんよ~見えてなかった。笑」

「まじありえんわぁ。仲間外れにすんなよなぁ。」

「ごめんね快くん笑笑おはよ!」

「おう!」

杏奈からの挨拶を嬉しそぉにニコニコして返す快。
これが快の通常運転。
幼なじみの私でも、これはキュンとするだろうなってつくづく思う。無意識にモテ男になってるのって本当に快凄いわ~。
そりゃ女の子たち放っておかないわ~。笑

けど、こう見えて快は今まで誰とも付き合ったことがない。
告白されても全部断ってるみたい。
理由は教えてくれないけど。