✱二学期の始業式✱
「前髪よし、髪よし、制服よし!」
鏡の前で玄関を出る前に必ずやるこの儀式。笑
女の人ならだれでもするであろうこれを今日もまた繰り返す。
長い夏休みがあけて、久しぶりの学校。
自然と気合いが入って、いつもより早く起きて、いつもより髪の毛を可愛くして、いつもよりお化粧も丁寧にやったりする。
「毎日続けられればなぁ。笑」
いつも寝坊して遅刻ギリギリ、髪ボサボサ、顔がむくんだままだったりどすっぴんで学校行ったりしている自分にさすがに嫌気がさしてつい声に出てしまう。これには自分でも苦笑いしかでてこない。
高校生活、彼氏とかできてさ?放課後デートとかしちゃって~、花火大会行ったり、夏祭り行ったり。一緒に登下校したりしてっていう甘酸っぱい青春が私にも訪れると思ってたなぁ。
そんなこと1度もないまま3年生。しかもあと半年で終わり。
「はぁ。」
そんな事考えて歩いてたらついため息がもれる。
だめだめ!幸せ逃げちゃう!!!
「おっはよ~う!な~に朝からため息ついてんの?久しぶりの学校だぜ~!!テンアゲだべ~!!!」
背後からトンっと叩かれたと思ったら、高いテンションで朝から話しかけて来たのは幼なじみの快だった。
「おはよ!快!久しぶり!!」
「おう!って言っても俺ら3日前に会ってるけどな?」
「確かに。快の顔は見飽きた~~~」
「見飽きたってなんだよ!酷いだろ!」
「あぁ~杏奈に会いたい~」
「もうすぐ会えるだろ、学校だし」
「うん~」
杏奈って言うのは私の親友。
本当に大好きで、快と杏奈には唯一なんでも話せる。
「ほら歩くぞ!」
8月下旬のじりじりと照らす日差しに嫌気がさして「疲れたぁ~」なんて駄々をこねてる私を置いてかないでしっかり一緒に登校してくれる。
「優しいなぁ、快は。」
改めて感じたからちょっと言ってみた。
「おう、ったりめーだろ!」
「うん、調子乗んな!笑」
「はぁ?!」
「笑笑」
「前髪よし、髪よし、制服よし!」
鏡の前で玄関を出る前に必ずやるこの儀式。笑
女の人ならだれでもするであろうこれを今日もまた繰り返す。
長い夏休みがあけて、久しぶりの学校。
自然と気合いが入って、いつもより早く起きて、いつもより髪の毛を可愛くして、いつもよりお化粧も丁寧にやったりする。
「毎日続けられればなぁ。笑」
いつも寝坊して遅刻ギリギリ、髪ボサボサ、顔がむくんだままだったりどすっぴんで学校行ったりしている自分にさすがに嫌気がさしてつい声に出てしまう。これには自分でも苦笑いしかでてこない。
高校生活、彼氏とかできてさ?放課後デートとかしちゃって~、花火大会行ったり、夏祭り行ったり。一緒に登下校したりしてっていう甘酸っぱい青春が私にも訪れると思ってたなぁ。
そんなこと1度もないまま3年生。しかもあと半年で終わり。
「はぁ。」
そんな事考えて歩いてたらついため息がもれる。
だめだめ!幸せ逃げちゃう!!!
「おっはよ~う!な~に朝からため息ついてんの?久しぶりの学校だぜ~!!テンアゲだべ~!!!」
背後からトンっと叩かれたと思ったら、高いテンションで朝から話しかけて来たのは幼なじみの快だった。
「おはよ!快!久しぶり!!」
「おう!って言っても俺ら3日前に会ってるけどな?」
「確かに。快の顔は見飽きた~~~」
「見飽きたってなんだよ!酷いだろ!」
「あぁ~杏奈に会いたい~」
「もうすぐ会えるだろ、学校だし」
「うん~」
杏奈って言うのは私の親友。
本当に大好きで、快と杏奈には唯一なんでも話せる。
「ほら歩くぞ!」
8月下旬のじりじりと照らす日差しに嫌気がさして「疲れたぁ~」なんて駄々をこねてる私を置いてかないでしっかり一緒に登校してくれる。
「優しいなぁ、快は。」
改めて感じたからちょっと言ってみた。
「おう、ったりめーだろ!」
「うん、調子乗んな!笑」
「はぁ?!」
「笑笑」
