隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

「ほんと、あの!誰でもいいので!誰か……!」



うわ~、どうしよう。

誰も目を合わせてくれない……。



盛り上がってる割に、意外とみなさん冷静なんですね。



女の子たちなんて「ウチの学校にイケメンなんていないよね~」と苦笑いをする姿がみえる。



「ちなみにそのお題は、みんなが納得してくれないと駄目だから。厳選して選んでね~」



そんなこと言われても……。

イケメンなんてどこにも…………あ。



その時一瞬、脳裏に斎宮くんが過る。



……絶対に無理だよね。

うん、考えるだけ時間の無駄だ、諦めよう。



半ば諦めムードを漂わせていると……



「はいはいっ、俺はどう?」



観客の中から突如聞こえてきた声。



目を向けると、オレンジ色の髪をした男の子が、手を挙げていた。



「えっ……あなたは、さっきの……!」



そう、この男の子はさっき私とぶつかった男の子だった。



「俺じゃ、そのお題は当てはまらない?」


「えっ、それはその……」