隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

さすがにちょっと言いすぎちゃった?

……泣いてたらどうしよう。



何も言わない斎宮くんを心配し、傘の中を覗きこもうとすると……



「……ふっ、はは」



突然、傘の中から聞こえる笑い声。



勿論この笑い声の主は、斎宮だった。



い、斎宮くんが笑ってる……?声まで出して……?



キョトンとしてると、ようやく落ち着いたのか視線がゆっくり私へと降りてくる。



―――ドキンッ。



不覚にも心臓が大きく音を奏でる。



だって……斎宮くんが…っ、笑ってるんだもん。

私をみて、笑ってる……。



こんなの、不意打ちだよ……っ。



自分の心臓の音に耳を傾け、視線を交わらせる。



「色々考えてた俺がバカみたいじゃん」


「えっ?ば、バカ……?」


「いや、なんでもない。……おかげでちょっとスッキリした」



晴れやかな顔をする斎宮くんをみて、再びドキッと心臓が鼓動する。



な、なんだかよく意味は分かんないけど……。

解決してくれたなら、よかったのかな……?