隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】







―――その日の放課後。



「では、これにて委員会を終了します!」


「「お疲れさまでしたーっ!」」



今日は委員会の定期集会があり、ようやくいま終わった。



どうやら私は美化委員会に所属しているらしい。

帰りのHRが終わった後、急に教えられたのだ。

こう見えて、掃除は好きだから全然いいんだけど……あっ。



帰る準備をしていると、教室の窓から、雨が降り出すのが見えた。



やっぱり雨降ってきちゃったか。

ちゃんと天気予報を確認しておいてよかった。



えーっと、洗濯物はお家の中だし、買い物も昨日済ませておいたから大丈夫。

タオルも玄関に置いておいたから……よし。



準備は万全だ。

雨が強くなる前に急いで帰らないとね。



最後に教室を出ると、階段を下り、廊下を進み、玄関へと向かう。



玄関へ近づくにつれ、雨の匂いがツンと鼻を霞める。



こんな日は温かいお鍋でも食べたいな。

そうだ、今日はお鍋料理に挑戦してみよう!



玄関へ辿り着くと、上履きから靴へと履き替える。

そして、カバンから折り畳み傘を出す。



土砂降りではなかったが、割と強い雨が降っているようだ。



ぶ厚い雲で覆われる空を見上げ、ぶるぶるっと身震いをする。