隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

……っ!?

こっ、これって……。



目を見開き、固まってしまう。



斎宮くんにキスをされたのだった。



キスをされたと気づくのにそう時間はかからなかった。



ほのかに香る香水に包まれる。

頬をくすぐる斎宮くんの髪。

唇を伝い流れ込む斎宮くんの体温。



斎宮くんから押し寄せる甘い刺激に、頭がクラクラした。



そっと斎宮くんは唇を離すと、近い距離のまま。

吐息が当たるくらいの距離ででジッと見つめた。



「やっと、大人しくなった」


「……ばかっ」



そう言って斎宮くんは悪戯っぽく笑っていた。



私にとって生まれて初めてのキスは、とんでもなく甘くて恥ずかしさでいっぱいだった。



「斎宮くん…これからもずっと、私のそばにいてくれる?」


「もちろん。席も隣同士だしね?」



私たちはそうお互いを笑いあって、再びキスをしたのだった。