隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

斎宮くんの腕の中でくるりと身体を反転させ、目をぱちくりさせる。



斎宮、くん……?



顔を真っ赤にさせ、恥ずかしそうに口元に手を押さえていたのだ。



「斎宮くん・・・・?顔、真っ赤だよ?」



心配そうに顔を覗きこむと、反対の手で顔を掴まれる。



「わっ、な、なに…!?」



レディの顔を掴むなんて、紳士にあるまじき行動…!



「今、こっち見ないで。余裕ない顔してるから」



そういう声は確かにいつもと違っていて。



切羽詰まったみたいに緊張してて、いつもの涼し気な感じはなかった。



こっ、こんな斎宮くん初めてみた……。



なんていうか、すっごく可愛い……!!



「……ねぇ。俺、いま見るなって言ったよね?なのに、なんでむしろめっちゃ見てんの?」


「えっ…だって、こんな斎宮くんレアだし、すっごく可愛いんだもん」



ニシシと笑う私へ嫌な目線を送る斎宮くん。

だけどやっぱり顔は赤いままだった。