隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

斎宮くんって、こんな甘えるキャラだったの……?

今までとのギャップがすごすぎて、私の心臓がついていかないよ……っ。



ていうか、抱きしめられてるこの状況に、すでに死亡しそう……。



「耳まで真っ赤になってるし、可愛い」



もっ、もう…!

さっきから私のことからかってばっかじゃん……。



私だって……!



「い、斎宮くんだって、心臓の音、すっごく聞こえてるよ?」



背中越しにドキドキ、鼓動を打ってるのがよく聞こえる。



……斎宮くんも、いま私と同じ気持ちなのかな。

私と一緒で、たまらなくドキドキしてるのかな……?



「……うるさい」


「あ、もしかして照れてるの?」


「……」



分が悪そうに急に黙る斎宮くんに、ちょっとした仕返し心が芽生える。



ふっふっふ。

斎宮くんにもこんな可愛いとこあるんだっ。

もう少しだけ、からかって……。



「斎宮くんこそ、私のどこが……って、斎宮、くん……?」