隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

そんな私の気持ちも全部バレてるのかな?



斎宮くんは最後に、呆れたような、でも底抜けに優しい顔を浮かべていた。



そして……



「俺は、朝桐のことが好きだよ」



もう一度言ってくれた。

私がずっとずっと聞きたかった言葉。



「……っ、……私も…斎宮くんのことが、好き…です」



やっと伝えられた本当の気持ち。



私たちは互いを見合って笑みを零した。



「本当に俺が好きなの?」


「ほっ、本当だって……!恥ずかしいんだから、聞き返さないでよ……っ」



からかうような声色に再び顔を赤くさせる。



だって、生まれて初めて告白したんだよ…?

私には心臓の負荷が大きすぎるよ……っ!



「俺のどこが好きなの?」


「ええ!?そっ、それは内緒……!」



私は恥ずかしさのあまり、プイッと斎宮くんに背を向けた。



「こっち向いてよ、朝桐」


「からかってくるから、やだ……きゃっ」



今度は背中に斎宮くんの体温を感じる。

ギュッと腕が優しく私の身体へ回される。



私は斎宮くんの腕に閉じ込められ、固まったように顔を真っ赤にさせるだけだ。



「ねぇ、教えてよ」


「恥ずかしいから、むりって……」



わざとなのか、それとも天然なのか。



耳元で、甘い声で囁かれる。