隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

やっぱり斎宮くんはまだなにか怒ってるの……?



目を見開き驚く私に、斎宮くんはクスッと笑みを零す。



「だって、俺は朝桐とただの友達でいたくないから」


「へ……?」



ぽかんとする私の前で、斎宮くんは地面に片膝をつく。



そして、そっと私の手をとると見上げる。



その姿が、まるで本当の王子様みたいで。

それだけで私の心臓は単純だからドキッてしちゃうんだ。



「もう忘れたの?俺、結構大胆な告白したと思うんだけど?」


「……あっ」



さっきのステージ上での光景が思い出される。



「……さっき言ってたこと、嘘じゃない……?」


「嘘じゃないよ」



真剣な瞳に私の体温は上がる。



「じゃ、じゃあ……もう一回聞かせて?」



ドキドキと心臓がうるさいくらい響く。



自分でもなに言ってるんだろうって思うくらい、すっごく恥ずかしい。



でも、恥ずかしさ以上に色んな気持ちで溢れてて。



目の前にいる斎宮くんから目が離せなかった。