隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

だ、だよね?

目立つの嫌いって言ってたのに、この中で誰よりも目立ってるよ……!?



だけど、その時。

斎宮くんが笑った気がした。



『朝桐と出会えてよかったって、思ってる』



えっ……。



その声は真っ直ぐに私の胸へと届き、心臓を震わせた。



「ちょ、アイツ何言ってんの?」

「まじやばくない?」



周りの声なんて耳に入ってこなくて。

斎宮くんの声だけが、私に届いていた。



『たくさんお礼も言いたいし、それにたくさん謝りたいこともある』



……それは、私もだよ。

私だって、斎宮くんに伝えたいことがいっぱいあるよ…!



『だけど、手短に、いまはこれだけ伝えさせて欲しい』



……えっ。

ちょ、斎宮くん、なにして……!



ダメだよ…っ、そんなことしたら……!



斎宮くんはメガネを外し顔を上げた。



そして……



『好きだよ、朝桐』



……っ!!



飛びきりの爆弾が落とされたのだった。