隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

意味深な発言を残していくなんて…。

太陽くんって、実はイジワルだったりするの?



渋々私も太陽くんの後をついていき教室へと戻る。



……が、いまだ斎宮くんの姿は隣の席になかった。



あれ、まだ来てない。

どうしたんだろう……。



もうHR始まっちゃうのに。



そんな私の心配をよそに、先生が教室へとやってきた。



「え~今日のHRは突然だが、体育館で全校集会を開くことになった。列を作って速やかに体育館へ移動するように」



全校集会?

いきなりどうしたんだろう。



斎宮くんのことは気になっていたが、とりあえず体育館へ行くのが先だった。



体育館には全生徒が集まり、傍らには先生たちの姿も見える。



暫くざわざわしていたが、校長先生がステージへと上がると、段々それは収まり静かになった。



「突然ですが今日の全校集会では、表彰式を行いたいと思います」



表彰式……あっ、もしかして……!



その言葉にピンッとあれが過った。



「先日行われた県大会で、我が校の陸上部が優勝するという素晴らしい成績を収めてくださいました!みなさん、陸上部に大きな拍手をお願いします」