隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

「実は楓音にどうしても言わないといけないことがあって」


「私に……?」



なんだろう…。

なんだかちょっと不安だ。



「うん。金曜日さ、実はあの後、斎宮と会ったんだよね」


「へっ!?い、斎宮くんと……?」



なっ、なんで……。

てっきりすぐ帰ったのかと思ってた……。



「それで……ごめん。斎宮に全部話した」



……え……?

話した……?



茫然とする私に太陽くんは続けて話す。



「俺が斎宮の正体を知ってることとか、楓音と付き合ってること。それに、そういう交換条件で楓音と付き合ってることも全部」


「……なんで、なんで……。言わないって、約束したじゃん……」



震える声で、必死に言葉を紡いだ。

心の中が色んなことで溢れかえる。



しかし、太陽くんからは「ごめん」の言葉しか返ってこなかった。



なんで…どうして話したの……。

私は、必死になって一生懸命隠そうと頑張ったのに。



それ以上、太陽くんを責めることなんて出来なくて、グッと奥歯を噛みしめた。