隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

俺は振り返ると、ゆっくりメガネを外した。

つまり、覚悟を決めたのだ。



「……で、俺になにか用?」


「あれっ、驚かないんだ。俺が斎宮の正体を知ってることについて」



そりゃ、驚いてるよ。

内心めちゃくちゃビックリしてるよ。



「ま、そんなことは別にいいけど。楓音といま何を話してたの?」


「……別に。平賀には関係ない」


「関係なくないよ」



は?

さっきからこいつはなに言って……



「だって俺と楓音、付き合ってるから」



……っ。

嘘だろ……。



なにも言葉が出てこなかった。



平賀の告白に、俺の脳内ではいっきに疑問が生まれる。



いつから?なんで?どうして?



そして、一つの事柄に結び付く。



……楓音の様子がおかしかったのはだから?



平賀と付き合ってるのを俺に隠したくて?

だからあんな変な態度をしてたの?



自分で納得をしてしまい、ズキリと胸が痛んだ。



「……話しはもういい?俺、帰りたいんだけど」



これ以上、こんな話聞きたくない。



聞いてても、俺が辛くなるだけだ。