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とある日の、お昼休み。
太陽くんと屋上へやってきていた。
付き合い始めてからは、こうして毎日一緒に屋上でご飯を食べるのが日課になった。
「今日も楓音のお弁当美味しそうだねっ」
屋上に備え付けられているベンチに腰掛けながら、お弁当を広げる。
「へへ、ありがと。自分で作るようになって、結構作るのが慣れてきたのかも」
相変らず料理のレパートリーは増えてないけど。
でも、玉子焼きなんて、もうプロ並みに上達してるからねっ、えっへん。
冬のこんな時期に屋上でお昼を食べる生徒は少なく、いつも私と太陽くんの貸し切りだった。
風邪が吹くとちょっと寒いけど……。
でも、太陽がポカポカして温かいし、空気も澄んでる。
こうやって外で食べるのって新鮮だから、私は好きだな。
……今までずっと、教室でしか食べたことなかったから知らなかった。
「すごいねっ。俺なんて、毎日コンビニ飯で済ませちゃってるからな~」
「よかったら今度、太陽くんのお弁当も一緒に作ってこようか?」
毎日コンビニ飯なんて、栄養悪そうだし…。
迷惑じゃなければ、だけど。
「ほんとっ!?やった!ありがと、楓音!俺、めっちゃ楽しみにしてる」
「あはは。そんな喜ばなくてもいいのに」
子供みたいに無邪気に両手を挙げて喜ぶ太陽くんに、思わず笑みが零れる。

