隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

大袈裟に首をブンブンと横へ振り、涙もろとも吹き飛ばす。



斎宮くんにバレるわけにはいかないんだもんっ。

なんとかして、誤魔化さなくちゃ。



「そっ、それより、あんま話してると、怪しまれちゃうからもうやめとくね!」


「は…?ちょ、朝桐っ」



だめっ……。

これ以上、斎宮くんと話してたら、自分の気持ち抑えれなくなる。



大丈夫…大丈夫だから、落ち着いて…私……。



斎宮くんはただ隣の席なだけで、ただの友達。

それ以上でもそれ以下でもない……から。



斎宮くんの視線を痛いくらい背中に感じる。



今すぐ振り向きたい。



本当は、気づいた自分の気持ちを伝えたい。



……だけど、私は誓ったんだもん。



なにがあっても守ってみせる。

私は……守るよ、斎宮くんのこと。



今までずっと斎宮くんに助けてもらってきた。



だから、今度は私が斎宮くんを守る番なんだ。



私が我慢するだけで、全てが解決するのなら、私はどれだけでも我慢できる。

また前みたいに、気づかないフリをすればいいだけなんだから……。