隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

「……へ?」



つ、付き合って……?

それって、どういう……。



そして、思考が固まる私へトドメの一撃が出る。



「うんっ。俺、楓音のこと好きなんだよね。だから俺と付き合おう?」



……朝桐楓音、十六歳。

たった今、生まれて初めて告白をされました。



「……えええええええ!?す、好き…!?」



パニックは数秒後に遅れてやってきた。



たっ、太陽くんが私をすき…?

う、嘘だよね…?なにかの冗談……?



「本気だよ。本気で楓音のことが好きだよ」



信じられない私に、教え込むように再び告白をする。



そっ、そんないきなり好きなんて言われても……っ。

私…こういう時、どういう顔したら…。



真剣に私を見つめる太陽くんを見ることが出来ず、視線をキョロキョロ泳がせる。



「前にも言ったじゃん。楓音に一目惚れしたって」


「そ、そうだけど……あれ、本気だったんだ……」



やっぱり私は信じれなくて……。

太陽くんの優しいお世辞かと思ってたから…その……。



「えーっ!冗談だと思ってたの?」


「ご、ごめん……」