隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

私が斎宮くんを好き……!?



え、えっと、その…それは、つまり、どーいう意味ですか!?



友達として好きって、こと…?

それとも、母性的な意味…?



……それとも……って、なに変なこと考えてるのっ…。



そっ、そりゃ友達として、斎宮くんのことは好きだよ!?

いい人だし、ああみえて優しいし…っ、その……。



だ、だからその、友達以上ではないというか、そういう好きじゃなくて……っ。



考えれば考えるほどわけが分からなくなって、頭の中がパンクしそうだった。



「楓音、顔真っ赤だよ。…なにも言わないってことは、図星?」


「……やっ、あの……それは……」



否定しないと…。

好きじゃないって言わないと……。



じゃないと、私が斎宮くんのことが好きだって……認めることになる……っ。



頭ではちゃんと、分かってるのに。

どうして、その先の言葉が出ないの……っ。



身体中が熱をもったみたいに熱くなる。

心臓も痛いくらいにその存在を主張するように鼓動を鳴らす。



分かっているのに、やっぱり言葉は出てこなかった。



「……そっか、分かった!楓音の気持ちは分かったよ」


「へ?」



俯いたままだった私へ、そんな明るい声が降りかかる。



驚いて顔を上げた先には、優しく笑う太陽くんが私を見つめていた。



そして……



「俺と付き合ってよ、楓音」