隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

「じゃあさっ、俺のことも苗字じゃなくて名前で呼んでよっ」


「えっ…た、太陽くんって……?」


「うんっ!楓音にそう呼んでもらえると、俺めっちゃ嬉しい」



お、男の子を急に名前で呼ぶなんて……。

私にはハードルが高すぎるような……?



でも、こんな嬉しそうな顔見たら断れないや。



……名前で呼ぶくらい友達なら普通だよね。



「分かった。じゃあ、これからは太陽くんって呼ぶね」


「うんっ、ありがとう!」



それから太陽くんと他愛のない会話をしながら、校内案内を終えた。



太陽くんはとても気さくで明るく優しい人で、ほぼ初対面にも関わらず、すっごく充実した時間を送ることが出来た。



外見だけじゃなくて、中身もほんとにすごくいい人だ。

これは、女の子にモテる理由がよく分かる……。



友達として、純粋に一緒にいる時間を楽しんでいた。



その後、太陽くんは一緒に帰ろうと言ってくれたが、丁度職員室を通り過ぎた頃、先生に用事があると言われ、一緒に帰るのはまた今度、ということになった。