隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

くすっと口元に手をあて笑みを零した。



「じゃ、早速案内してくね」


「おっけ!よろしく!」



廊下を一緒に歩きながら、それぞれの施設を教える。

……と言っても、私も二か月前に転校してきたようなものだし、まだ知らない場所もあるけどね。



とりあえず、私の分かる範囲でちゃんと案内をしてあげよう。



「ここは、理科準備室だよ。基本的に、生徒の立ち入りは禁止だから気をつけてね」


「へぇーそうなんだ」



と、順調に案内を進めていたが、どうにも周りの視線が気になって仕方ない。



……やっぱり、平賀くん効果というやつかな。



平賀くんがいるだけでかなり目立つため、自然と周りの注目の的になる。

しかも、体育祭で現れた二大イケメンのうちの片方が現れたって、校内はもう騒ぎっぱなしだ。



……オレンジの髪色もすごく目立つもんね。

それ以上に、この高すぎる顔面偏差値が目立ってるんだけどね。



声をかけてくる女の子に優しく対応する平賀くんを見ながら、そんなことを思う。



……斎宮くんもすごく整ってるけど、二人は全然タイプが違う。



平賀くんが太陽なら、斎宮くんは月……みたいな?

……私、何言ってんだろ……。



ポエム染みたことを言ってしまったと、一人恥ずかしくなる。