隣の席でキミと秘密の甘い恋【完】

……ひっ。

や、やっぱり、めちゃくちゃ見られてる…。



しかも、嫉妬の炎がめちゃくちゃ燃え上がってる……。



所々で「私が案内したいのに!」「なんで、アイツなの!?」と、文句を言う声もチラホラ。



……そりゃ、そうなるよね。

みんな平賀くんと仲良くなりたいもんね。



「朝桐さん、どうっ?」


「えと……その、用事はないけど……」



出来れば、他の子にお願いしてくれたほうが、問題が起きなさそうな……?



困ったような笑みを作り、この状況を察してもらおうと姑息な手段をする。



そもそも、どうして私にお願いしたんだろう……?



「じゃ、朝桐さんで決まりっ!昼休み、楽しみにしてるね~」


「えっ、あ…うん、分かったよ。じゃあ、またお昼休みに」



嬉しそうに手を振る平賀くんは、自分の席へと戻って行った。



……平賀くんは悪くないんだし、仕方ないよね。

女の子に嫌われてるのは元々だし、甘んじて受け止めますよ。



……でも、なんだか、まだまだ波乱が起きそうな予感がします……。