嫌いになれなくて、ごめん

「それでも俺は翼を突き放せない。好きにしろって、あいつを見放すワケにはいかないんだ」

「いっその事、大輔にも翼にも嫌われたらラクなのに…私が2人を嫌いになりたくないの。2人が大切だから。勝手よね」

「千尋…俺だってそうだ。先生なんか嫌いだって、アンタには軽蔑したって言われた方が吹っ切れるのに、そうできない自分がいる」

「結局、私達って弱いね…」
「そうだな…まだまだガキのくせに翼の方が俺らなんかよりよっぽど大人だ…考えは幼稚だけどな」