嫌いになれなくて、ごめん

「ちぃ姉…俺のこと。男としては全然見えない?いつまでも弟みたいな存在なの?」
「…つー」

「少しでもいいから、俺への気持ちがあるならちぃ姉からキスしてよ」
今にも泣きそうで消えそうな声で翼は言った。
確かに翼のことは昔から知っていて可愛がっていた。

それに翼がさっき言った人より早く終わる人生だからって言葉…その真意が分からない。
いろんな思いが交差して考えがまとまらない。

気がつくと翼にキスしている自分がいた。
誰もいない放課後の保健室で生徒とキスするなんて……