嫌いになれなくて、ごめん

「なぁ、翼ってさよく保健室に行くの?」
「よくってことはないけど、体育の時間は来てるね。見学してる時もあるし、保健室で勉強してる時もあるし」
「最近、学校での翼の様子どう?」
「どうって?」

私に対して大輔はどう言う答えが欲しいのだろうか。
翼に告白されたなんてそう簡単には言えない。
大輔と翼は割と近い関係だから、そんなプライベートな事を他人に知られるなんて翼が気の毒だから。
そこは教師としての守秘義務がある。

「いや別に…どうなのかなって」
「何?変な大輔。何も変わんないよ」
「ふーん。ならいいや」