うつ伏せで荒い呼吸を繰り返す翼に何もしてあげられない自分がもどかしい。
額の汗を拭き背中をさすっていても翼の様子は一向に変わらない。
「つー?大丈夫ー?つー?」
意識はあるのに呼びかけに反応せず返事が返ってこないことに不安が募る。
「つー、分かる?」
そう問いかけても返事がない。これは危ない。
咄嗟の判断だった。職員室に連絡し救急車を呼んだ。
けれど教科担任が学校を離れる訳にはいかない。
「一緒に行きます」そう伝え救急車に乗り込んだ。
「朝日ヶ丘総合病院、連絡つきました。搬送します」
「つー、大丈夫だからね。病院もうすぐだからね」
どうする事もできず、手を握りありきたりな励ましの言葉をかけ続けた。
額の汗を拭き背中をさすっていても翼の様子は一向に変わらない。
「つー?大丈夫ー?つー?」
意識はあるのに呼びかけに反応せず返事が返ってこないことに不安が募る。
「つー、分かる?」
そう問いかけても返事がない。これは危ない。
咄嗟の判断だった。職員室に連絡し救急車を呼んだ。
けれど教科担任が学校を離れる訳にはいかない。
「一緒に行きます」そう伝え救急車に乗り込んだ。
「朝日ヶ丘総合病院、連絡つきました。搬送します」
「つー、大丈夫だからね。病院もうすぐだからね」
どうする事もできず、手を握りありきたりな励ましの言葉をかけ続けた。

