嫌いになれなくて、ごめん

診察室に戻りカルテに処置記録を入力し、過去の経過を振り返った。
悪くなる事はあっても良くなる事は決してない。
それが翼の抱えている病気だ。

点滴が終わったと連絡が入り翼の元へ向かった。
「起きれるか?」
ベッドに座らせると自分の様子を確認しながら答えた。
「…うん平気」
「今日の所はこのまま帰って大丈夫そうだな。今夜はなるべく早く寝ろ」
「…うん」
「じゃあお大事に」