オレは、今日あったことのすべてを話した。
オレ自身、まだ整理できていないけど、一つ
一つ話した。
龍也も驚いているようで、しばらくは沈黙が
続いた。
「龍也、こんな話して、悪い。」
「蓮人。お前はどうしたいの?」
オレは…。真実を知りたい。両親のことも先
生のことも知りたい。
「もちろん先生に全部聞きに行く。もものた
めにも。」
「ももちゃん?」
どんな真実が待っていても、オレが望む未来
は変わらない。
「この先もずっと、オレの隣でももに笑って
いてほしいから。」
そして、オレも。ももと笑っていたい。
「蓮人、変わったな。」
龍也は小さく呟きながら、拭いたカップを棚
に並べた。
龍也は後ろを向いているけど、優しい微笑み
を浮かべていることが声で伝わる。
いつもは恥ずかしくて言えないけど。
「龍也、ありがとな。」
オレはその言葉だけ残して、カフェを出て、
ももの部屋に向かった。
「蓮人?何かあったの?」
「急に来てごめん。充電切れちゃった。」
「えっ?」
オレは目の前の華奢な体をそっと抱き寄せ
る。
もも。全部が解決するまで待ってて。
ももの細い腕がぎこちなく背中に回って、
ぎゅっと抱きついてくれる。
「もも。顔見せて。」
「やだ。」
ももはオレの胸に顔を埋めたまま、首を横に
振っている。
見なくても顔が真っ赤になっていることがわ
かる。
オレ自身、まだ整理できていないけど、一つ
一つ話した。
龍也も驚いているようで、しばらくは沈黙が
続いた。
「龍也、こんな話して、悪い。」
「蓮人。お前はどうしたいの?」
オレは…。真実を知りたい。両親のことも先
生のことも知りたい。
「もちろん先生に全部聞きに行く。もものた
めにも。」
「ももちゃん?」
どんな真実が待っていても、オレが望む未来
は変わらない。
「この先もずっと、オレの隣でももに笑って
いてほしいから。」
そして、オレも。ももと笑っていたい。
「蓮人、変わったな。」
龍也は小さく呟きながら、拭いたカップを棚
に並べた。
龍也は後ろを向いているけど、優しい微笑み
を浮かべていることが声で伝わる。
いつもは恥ずかしくて言えないけど。
「龍也、ありがとな。」
オレはその言葉だけ残して、カフェを出て、
ももの部屋に向かった。
「蓮人?何かあったの?」
「急に来てごめん。充電切れちゃった。」
「えっ?」
オレは目の前の華奢な体をそっと抱き寄せ
る。
もも。全部が解決するまで待ってて。
ももの細い腕がぎこちなく背中に回って、
ぎゅっと抱きついてくれる。
「もも。顔見せて。」
「やだ。」
ももはオレの胸に顔を埋めたまま、首を横に
振っている。
見なくても顔が真っ赤になっていることがわ
かる。



