元カレと再恋愛ってありですか?

「自分で育てたものを自分の作った料理に入れる。それがやってみたかったんだ。WHITEでもそれが少しでもできたらいいなって思ってる。」
紗那に新しいアイディアがたくさん浮かんだ。
「私も育ててみたいけど、家を空けちゃうことも多くてできないなー。」
「それでも育てられるハーブもあるんだ。紗那の性格にあうのは・・・これかな」
すたすたと奏介が庭に向かって行く。
紗那がついて行くと奏介は紗那に小さな植木鉢を見せた。
「これだな」
植物に疎い紗那でもすぐにその植物が分かる。
「サボテン?」
「そう」
「サボってるって意味?」
紗那の返事に奏介は声をあげて笑った。
「違うよ。もっとサボれって意味」
「どういう意味よ」
二人はお互いの顔を見合って笑った。

「中、入るか」
「うん」
奏介は紗那を家の中に案内した。