紗那は温かいそばを、奏介は生姜焼きの定食を頼んだ。
メニューを見て、奏介は早々に食べたいものを決めてしまう。
なかなか決められない紗那をいつも気長に待ってくれていたことを紗那は思い出した。
「そばにする」
「あったかいの?冷たいの?」
「あったかいの」
店員に注文をするときは奏介が紗那の分も伝えてくれる。
注文した食事がくるまでも二人は奏介の店のことを話していた。
「難しい仕事してんな。なんか決めないとならないことがいっぱいあるけどさ、実際に作るときはひとつの空間としてできあがるだろ?それって難しいよな。ちぐはぐになりそうで」
「まぁね。頭の中で組み立てるのが難しい時は模型にして小さくてもイメージを膨らませられるようにしてはいるけど。実際に作ってみてからの変更も結構あるから。」
「せっかく作ったのに?」
「うん。やっぱりこのほうがいいとか注文されることもあるし。」
「・・・そうなんだ」
お互いの仕事の話をするのは初めてだった二人はお互いの仕事について知りたいという気持ちが大きかった。
メニューを見て、奏介は早々に食べたいものを決めてしまう。
なかなか決められない紗那をいつも気長に待ってくれていたことを紗那は思い出した。
「そばにする」
「あったかいの?冷たいの?」
「あったかいの」
店員に注文をするときは奏介が紗那の分も伝えてくれる。
注文した食事がくるまでも二人は奏介の店のことを話していた。
「難しい仕事してんな。なんか決めないとならないことがいっぱいあるけどさ、実際に作るときはひとつの空間としてできあがるだろ?それって難しいよな。ちぐはぐになりそうで」
「まぁね。頭の中で組み立てるのが難しい時は模型にして小さくてもイメージを膨らませられるようにしてはいるけど。実際に作ってみてからの変更も結構あるから。」
「せっかく作ったのに?」
「うん。やっぱりこのほうがいいとか注文されることもあるし。」
「・・・そうなんだ」
お互いの仕事の話をするのは初めてだった二人はお互いの仕事について知りたいという気持ちが大きかった。



