元カレと再恋愛ってありですか?

感情的な紗那。奏介はいたって冷静な声で紗那にこたえる。
「紗那、このままだと死ぬぞ。」
「いいから行かせて」
「行かせない。絶対にダメだ。そんなの許さないぞ。俺」
もう奏介は関係ないじゃないとのど元まで出かかった言葉を紗那は飲み込む。

それは抱きしめられた奏介の胸が懐かしかったからじゃない。

奏介が自分のために言ってくれている言葉だとわかっているからだ。

紗那が何も言わなくなると奏介はそっと紗那の体を抱き上げて再びベッドに寝かせてくれた。

そして会話がないまま点滴が終わるまで隣にいてくれた。