「いいっ。いいです。大丈夫。打ち合わせしましょう」
紗那も立ち上がり厨房に行こうとする奏介を止めようとすると、奏介は紗那の方を振り返り椅子を指差した。
「座ってろ」
その表情が険しくて紗那は座るしかなかった。
あの顔のときの奏介にはごまかしはもう効かないと知っている。
すでに店のスタッフは帰宅していて、店の中には奏介と紗那しかいない。
紗那の座る客席からは厨房の中が見えるようになっていて、紗那は料理をする奏介を見つめていた。
筋張った大きくてきれいな手。長い指で包丁をにぎり次々に食材を切っていく。
背の高い奏介には今の厨房の台はすこし低いように感じる…。
紗那も立ち上がり厨房に行こうとする奏介を止めようとすると、奏介は紗那の方を振り返り椅子を指差した。
「座ってろ」
その表情が険しくて紗那は座るしかなかった。
あの顔のときの奏介にはごまかしはもう効かないと知っている。
すでに店のスタッフは帰宅していて、店の中には奏介と紗那しかいない。
紗那の座る客席からは厨房の中が見えるようになっていて、紗那は料理をする奏介を見つめていた。
筋張った大きくてきれいな手。長い指で包丁をにぎり次々に食材を切っていく。
背の高い奏介には今の厨房の台はすこし低いように感じる…。



