元カレと再恋愛ってありですか?

「幸い、腫瘍だけを摘出することができたけど、子供が産めるかどうかはわからない・・・」
「そっか。」
「手術のあと、ホルモン治療をしてたんだけど、その時に精神的におかしくなっちゃって・・・」
紗那は涙を流しながらも、ゆっくりと話を続けた。
奏介は紗那の隣に座り、肩をしっかりと抱いている。

「パニック障害って言われた・・・」
「うん」
「過呼吸になったり、動悸とか、めまいとか、急に寒くなったり熱くなったり・・・自分の体が自分じゃないみたいにコントロールできなくて・・・」
「うん」
「ホルモン治療が完全に終わって少ししたら少しずつ症状は回復したの。」
「うん」
「今は元気。」
紗那が奏介の方を見て微笑む。
その瞳からは新しい涙が伝っていた。
「こんな風に泣けなかった・・・。泣けるってことは、心が回復してきてるっていう証拠なの。」
「あぁ。」
「体調が悪い間は何も食べる気がしなくて。何度も奏介の作ってくれるご飯が食べたいって思った。」
「うん」