「紗那。」
奏介が紗那の前にしゃがみ、紗那の両手を握った。
まっすぐに紗那を見つめる。
全部話してほしいという目だった。
「子宮に腫瘍が見つかってね。がんかも知れないって言われたのが始まりだった。」
紗那が奏介の目を見てそう告げると奏介が真剣な顔をして紗那を見つめた。
「病理検査をしたらがんではなかったけど。いつかがんになる可能性もあるって言われて手術したの。」
「・・・」
奏介が顔をしかめる。
まるで自分のことのように聞いてくれている奏介に紗那はすべて話をする覚悟を決めた。
「手術するまでは、どうなるかわからなかった。だから、奏介と別れて、仕事も中途半端で投げ出して、やめちゃった・・・。」
紗那はつらそうに笑った。
自分で悩みに悩んでした決断だった。奏介と別れたくはなかった。プライドを持って、何年も苦労して、時間を費やして向き合ってきた仕事を中途半端に投げ出すことも、本当は嫌だった。でも、そうすることしかできなかった。
奏介が紗那の前にしゃがみ、紗那の両手を握った。
まっすぐに紗那を見つめる。
全部話してほしいという目だった。
「子宮に腫瘍が見つかってね。がんかも知れないって言われたのが始まりだった。」
紗那が奏介の目を見てそう告げると奏介が真剣な顔をして紗那を見つめた。
「病理検査をしたらがんではなかったけど。いつかがんになる可能性もあるって言われて手術したの。」
「・・・」
奏介が顔をしかめる。
まるで自分のことのように聞いてくれている奏介に紗那はすべて話をする覚悟を決めた。
「手術するまでは、どうなるかわからなかった。だから、奏介と別れて、仕事も中途半端で投げ出して、やめちゃった・・・。」
紗那はつらそうに笑った。
自分で悩みに悩んでした決断だった。奏介と別れたくはなかった。プライドを持って、何年も苦労して、時間を費やして向き合ってきた仕事を中途半端に投げ出すことも、本当は嫌だった。でも、そうすることしかできなかった。



