抱き合い、体を重ね、二人は離れていた時間を埋めるようにたくさん話をしてからふたりは眠りについた。
紗那はふと朝方、目が覚めて隣で眠る奏介の顔をじっと見つめた。
過去の記憶がよみがえる。
奏介の夢のために、別れを切り出した日のことを。
本当は留学して本格的に料理を勉強したがっていた奏介。
料理の道へ進むことを決めた時期が遅かった奏介にとって留学して本場で勉強することは、一番の選択だとわかっていた。
奏介がネットで留学について調べていることを知っていた紗那。
毎日アルバイトを詰め込んで数年前から留学できるように費用をためていることも知っていた。
でも、決断できないのはきっと自分の存在があるからだと紗那は知っていた。
紗那はふと朝方、目が覚めて隣で眠る奏介の顔をじっと見つめた。
過去の記憶がよみがえる。
奏介の夢のために、別れを切り出した日のことを。
本当は留学して本格的に料理を勉強したがっていた奏介。
料理の道へ進むことを決めた時期が遅かった奏介にとって留学して本場で勉強することは、一番の選択だとわかっていた。
奏介がネットで留学について調べていることを知っていた紗那。
毎日アルバイトを詰め込んで数年前から留学できるように費用をためていることも知っていた。
でも、決断できないのはきっと自分の存在があるからだと紗那は知っていた。



