おかげで
なんとか生活できてる
学費も払えてるし
着るものにも食べるものにも困ってない
少しだけど貯金もできてる
「ひとりでやっていけるめどがついたら
家を出るつもりではいるので」
本当は、お母さんの遺した
あの場所を手放したくはないけど
こんな風に
シュカさん達に心配をかけ続けたくはないし
「…そう。でも、ひなた
何かあったらちゃんと言うのよ
いつだって逃げてきていいから」
ふわりといい香りに包まれる
そっと私を抱き締めて
いたわるように頭を撫でて
シュカさんは
まるで我が子を心配する母親のような口調で言う
「……はい」
シュカさんの腕の中で小さく笑う
ままならない人生
どうしようもなく
悩んで迷う人生の中で
最近、出会った小さな灯火
この場所と、ここにる人達
恵まれたと思う
こんな風に優しい人達に支えられて
心の底から心配して
時には怒って、泣いてくれる
あったかくて優しい人達
だから、きっと
今日も、私は生きていられる
なんとか生活できてる
学費も払えてるし
着るものにも食べるものにも困ってない
少しだけど貯金もできてる
「ひとりでやっていけるめどがついたら
家を出るつもりではいるので」
本当は、お母さんの遺した
あの場所を手放したくはないけど
こんな風に
シュカさん達に心配をかけ続けたくはないし
「…そう。でも、ひなた
何かあったらちゃんと言うのよ
いつだって逃げてきていいから」
ふわりといい香りに包まれる
そっと私を抱き締めて
いたわるように頭を撫でて
シュカさんは
まるで我が子を心配する母親のような口調で言う
「……はい」
シュカさんの腕の中で小さく笑う
ままならない人生
どうしようもなく
悩んで迷う人生の中で
最近、出会った小さな灯火
この場所と、ここにる人達
恵まれたと思う
こんな風に優しい人達に支えられて
心の底から心配して
時には怒って、泣いてくれる
あったかくて優しい人達
だから、きっと
今日も、私は生きていられる


