私は、もうすぐこの世を去るだろう。
もう私も80歳を超えた。

不思議な一夜から、もう何十年も経つ。


けれど不思議な事はあの出来事だけでなかった。


セタが逝ってしまい、私は1ヶ月、泣き伏せた。

愛しい私のセタ。
本当に辛かった。


けれどある日、ふとセタの声が聞こえた気がして、セタと初めて出会った場所へと走った


そこで、うずくまる一人の男性に出会った。


そしてその人と私は恋に落ちた。