あの桜の木の下にたどり着いた。
女の子は足音が聞こえたのだろう。
こっちを向いてポカンとしている。
沈黙が続く中、先に沈黙を破ったのは、女の子だった。
すっごく可愛らしく、でも消えそうなそんな声で、
「あなたは、だぁれ?」
俺はドキッとした。確かに俺思わず走ってきたけど。完全変人だよな。
まぁ、いいや。
「俺は、本郷勇飛って言う名前。」
「ホン....ゴ...ウ.....ユウヒ...?」
「うん。君の名前は?」
「月華【ゲッカ】だよ。」
「月華か。よろしく。俺の事は、勇飛って呼んでいいよ。」
「わかった。でも、なんで勇飛は私の所に走ってきたのー?なんか用事ー?」
と月華がいった。あー。どうしよ。まぁ、ここは適当に。
「なんか、運命感じた?的な感じーかなー??ハハハ。」
「ふふふ。運命って。面白いこと言うね勇飛は。」
キュン
あ、ヤバイ。なんだこの子。可愛すぎるだろ。
