僕を壊したのは君だから。

隣を歩く島田くんをそっと横目で窺うと、草むらを覗き込んでいた。


島田くんもさがしもの?


不思議に眺めていると、島田くんは説教じみたことをそのまんまの明るい声で言う。


「友達って対等なことが前提だと思うし、パシリはもうやめなよ? どーせ朝比奈にも散々言われただろ」


「う……うん」


「失うもんないんだから、当たって砕けてみれば? ベタに友達になってくださいっていうのも、女子ならありなんじゃねーの?」



しゃがんで草むらをかき分ける島田くん。



それを眺めながら立ち尽くす私は、目からうろこがおちていた。



「友達になってくださいって、不自然じゃないかな?」


「再来週の遠足の部屋決めでも、だれかに声かけてみるとかどう?」


……それなら、できるかもしれない。


想像しただけで心臓ドキドキしてるけど。