ドクンドクン。
心臓が強く鳴って、張り付いた体が熱くなる。
離れようと身を捻った先で視線が止まってしまった。
だって朝比奈くんはさっきまでの友好的な笑みを消して、凍りつきそうなほど冷ややかで無機質な顔を女子たちに向けているんだから。
こんな顔、全然朝比奈くんらしくない。
振りほどくことも忘れて、ただ朝比奈くんを見上げたまま、息を飲む。
「なんで文句言われなきゃなんないのか、わかりやすく俺に教えてよ」
私が言われているわけでもないのに、ぞくりと背筋が寒くなった。
な、なに、あの目は。
いつもの柔らかな雰囲気とは一転した鋭さに
いやいっそ、人でも殺してきたのかってくらいの目に。
教室は今、静まり返っている。
朝比奈君の友達の島田君たちが、おろおろしながら空気を立て直す言葉を探しているうちに、
「……俺、性格ブスが世界一きらい」
冷たくて鋭い視線が女子たちの涙腺を壊しそうだ。
……普段温厚なひとは怒ったとき怖いっていうけど、きっとそれ。
心臓が強く鳴って、張り付いた体が熱くなる。
離れようと身を捻った先で視線が止まってしまった。
だって朝比奈くんはさっきまでの友好的な笑みを消して、凍りつきそうなほど冷ややかで無機質な顔を女子たちに向けているんだから。
こんな顔、全然朝比奈くんらしくない。
振りほどくことも忘れて、ただ朝比奈くんを見上げたまま、息を飲む。
「なんで文句言われなきゃなんないのか、わかりやすく俺に教えてよ」
私が言われているわけでもないのに、ぞくりと背筋が寒くなった。
な、なに、あの目は。
いつもの柔らかな雰囲気とは一転した鋭さに
いやいっそ、人でも殺してきたのかってくらいの目に。
教室は今、静まり返っている。
朝比奈君の友達の島田君たちが、おろおろしながら空気を立て直す言葉を探しているうちに、
「……俺、性格ブスが世界一きらい」
冷たくて鋭い視線が女子たちの涙腺を壊しそうだ。
……普段温厚なひとは怒ったとき怖いっていうけど、きっとそれ。



