「え!?……いや!わたしたち別に宮岡さんの話なんかしてないよね!?」
「うん、ドラマの話してただけだよ」
「勘違いしないでよー!朝比奈くん!」
そんな……明らかに私のこと言ってたくせに。
そっと振り返ってみれば、今まで何度も宿題写しに協力してきた人たちだった。
たまに挨拶してくれた人たちで、もうすぐ友達になれるかなって思ってたのに……。
それがさらに悔しくて余計に泣きそうになる。
あんな風に声色変えて話しかけられて、何もしなくても人が集まる朝比奈くんとは、私ってほんとに真逆で虚しすぎる。
「宮岡さん」
椅子を引いて隣の席に腰をかけた朝比奈くんは、
「イモだって。うけんね」
全然、うけないんだけど……。
絶句しているとあたしの目の前に朝比奈くんの手が下りてきて。
ひょいっと、私のお弁当のおかずをつまみ上げた。
それは、私のポテト……。



